税金とは何か?税金の種類・計算方法と支払い方法など基礎的な知識について、わかり易く解説をいたします。

税金とは何か?税金の種類・計算方法と支払い方法/梅川会計事務所(千代田区・足立区)

税金とは何か?税金の種類・計算方法と支払い方法

税金と言う言葉を聞くと、沢山ありすぎて何が何だかわからない?と思わずネガティブな気持ちになってしまう事が多いのではないでしょうか。「あんなに一生懸命働いたのになぁ」などと、税金を支払う時にはついつい考えてしまうものです。

 

しかしながら、税金の制度を知る事によって、支払いすぎたり、還付を受けられたりとなんだか、ポジティブな出来事が起きてきます。税金にアレルギーを起こすことなく、ちょっと得した気分になれるように税金の基本についてお話しさせていただきます。

1.そもそも税金って何?

税金は、義務だから支払はなければいけないと言うイメージが大きい方は多いのではないでしょうか。そして、なんだか知らないうちにたくさんの税金が出来ていてよくわからなくなってしまう、なんともネガティブシンキングに陥りそうになってしまうものでもあります。

 

しかしながら、税金は日本国憲法により「税金には法律の裏付けがなくてはいけません」という租税法律主義が定められています。つまり税金は、法律により定められているのです。つまり、国民の合意により国会で定められているという事になります、では、税金の意味とは!税金は、みんなで社会を支えるための《会費》と言われています。では、何のための《会費》なのでしょうか?

税金の役割

@富の配分

所得の多い人たちから多くの税金を徴収し、それを財源として社会保障制度を充実し、所得の少ない人が困らないようにすることで、格差を是正する役割です。

A公共サービスの資金調達

道路・上下水道の整備、警察・消防、教育・福祉と言ったサービスを充実させる役割です。

B政策の手段

株式市場への投資を促進するために株式投資による利率への税率調整などといった特定の目的を実現するための役割です。

C景気の調整

税率の上げ下げにより景気をコントロールする役割です。つまり、税金は私たちの快適で安全な社会生活を送るために使われているのです。

 

2.税金の種類

日本には、本当に、私たちが把握しきれないほどの税金があります。しかしながら、どの税金も法律の裏付けに基づいて課税されています。ここでは、我々が生活してゆく上で知っておいたほうがよい税金についてお話ししていきます。

 

まず、税金は<国に治める税金>と<地方公共団体に納める税金>にわけられます。

国に治める税金

主に税務署に納めるものです。

@収入や利益に対して課せられる税

所得税・法人税・復興特別所得税

A資産の保有や流通に対して課せられる税

相続税・贈与税・登録免許税・印紙税

B財やサービスを消費することに対して課せられる税

消費税・たばこ税・たばこ特別税・酒税・関税・揮発油税、石油ガス税・石油石炭税・自動車重量税・航空機燃料税、電源開発促進税

地方公共団体に納める税金

主に都道府県税事務所・市区町村役場の税務課に納めるものです。

@収入や利益に対して課せられる税

住民税・事業税

A資産の保有や流通に対して課せられる税

国民健康保険税・事業所税・固定資産税・不動産取得税、特別土地保有税・宅地開発税・都市計画税・水利地益税、共同施設税・法定外普通税・法定外目的税

B財やサービスを消費することに対して課せられる税

地方消費税・地方たばこ税・入湯税・ゴルフ場利用税、自動車取得税・自動車税・軽自動車税・軽油取引税、鉱区税・鉱産税・狩猟税

 

税金に関する手続きは、私たちにとって一番身近な存在は、各管轄の税務署です。その税務署の上には、管轄区域の税務署を指導監督する国税局があります。そしてその上には、税務を執行し、国税局を指導監督する国税庁があり、税法を作る財務省主税局があるのです。

 

3.税金の計算法と支払い方法

では、税金はどんな時にどうやって支払うのでしょうか。税金は、資産・所得・消費について一定の条件を満たした時に課せられます。計算方法や納付は、それぞれ様々なルールがありますのでしっかり知る事が大切です。

 

商売をしていて利益が出た時には所得税・住民税がかかり、相続によって財を得た時には相続税がかかります。また土地や建物を所有している場合は固定資産税がかかってきます。税金を知るには、その条件をまず知ることが必要となります。

 

では、税額の計算はどのように算出されるのでしょう。計算方法には、申告納税方式と賦課課税方式があります。

・申告納税方式

自分の税金を自分で計算する方法。毎年2月16日から3月15日までに自分で確定申告をする所得税がこれに当たります。やり方がわからない。。。。と言う方は、税務署に行けば、税務署員の方に色々アドバイスをいただけるのでご心配なくです。

・賦課課税方式

国や地方公共団体が計算し、その税額を通知してくれる方法です。固定資産税などです。固定資産税をはじめとする賦課課税方式の税金計算方法を知っておく必要は、ほとんどありません。

 

次に支払い方法です。期限までに現金で銀行や郵便局などの金融機関で支払います。もちろん税務署での支払いもできます。また最近では、インターネットバンキングやクレジットカードによる納付も可能となっています。

 

※ちょこっと知識
一定の条件を満たしていることが必要となりますが。。。相続税・贈与税では延納(納付期限を延長できる)を利用できます。また同じく一定の条件を満たしていることが必要となりますが。。。相続税では金銭の代わりに物で納める物納と言う制度を利用する事ができます。

 

4.罰金とペナルティ

納税は国民の義務です。その義務をはたせなければ、またルールを守らなければ、罰則の税が課せられ、また悪質な脱税に対しては大きなペナルティが科せられます。

・期限までに申告をしなかった場合

新たに納付することになる税額×15〜20%の無申告加算税が発生します。また期限までに税金を支払わなかった場合は延滞税が発生します。

・納付する金額が不当に少なくなっていた場合

新たに納付することになる税額×10〜15%の過少申告加算税が発生します。

・故意に悪質な税金逃れをした場合

新たに納付することになる税額×35〜40%の重加算税が発生します。また10年以下の懲役や1千万円以下の罰金といった思いペナルティが科せられる場合もあります。

 

では、なぜ金額が適正でないことや申告をしていないことが発覚するのでしょうか。それは、税務調査により発覚します。通常は事前に日程が調整された上で行われる任意の調査になります。しかしながら脱税などの嫌疑がかけられている場合は、法的な強制力により実施されるマルサ(査察)などの強制調査が行われます。

 

5.会計士・税理士・税務署員の仕事

よく質問をされます。会計士と税理ってどう違うの?税金のお話をさせていただきましたので、その違いにもちょっとふれさせていただきます。

 

会計士

会計及び監査の専門家であり、経済活動の基盤を支える幅広い役割を果たします。財務諸表監査により企業の財政状態や経営成績が適正であるかどうかを第三者的に判断し、意見を表明することで、企業などにとって社会的信用を支えています。

税理士

税務の専門家です。企業や個人事業主の節税対策・納税対策を行います。また会計処理の代行・申告書などの作成をします。企業の代理人と言う立場であり、企業のパートナーでもあります。

税務署員

税務署の職員、公務員です。税金を徴収し、また税務調査を行います。

 

6.まとめ

みんなで社会を支えるための会費が税金。その税金で国の支出がまかなえる事が理想の社会です。しかしながら実際は、国の歳入のうち税金の占める割合は60%であり残りの40%は国債発行等の借金であり、国の歳出の25%は国の借金返済に充てられているという問題を抱えています。

 

大きな問題はありますが、我々一般庶民は、社会生活、毎日の穏やかな生活を送るためにも、義務であり社会を支えるための会費である税金と上手にお付き合いをすることが大切です。そして上手なお付き合いをするためにも税金の事を知る必要があるのだと思います。

お問合せ
トップへ戻る